今日はベントグラスの生産圃場を紹介します。撮影は昨日(9月25日)の午前11時頃です。この生産圃場には6面の畑があり、すべてベントグラスを生産しています。
今回撮影したのは、主にテーマパークや商業施設の修景用として出荷している、ベントグラス(品種名:ペンクロス)の黒土仕様です。この畑のペンクロスが仕上がり、切り出しを始めたのは今年の5月下旬でしたが、今畑に残っているのは半分程度と、順調に出荷が進んでいます。
1~5枚目が、現在のペンクロスの様子です。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
今年の夏も猛暑でしたが、そのダメージはほとんど見られません。ベントグラスらしく細かな葉が密となり、明るい緑のじゅうたんを作り出しています。
6枚目からは、切り出し跡の様子です。
黒土仕様ではありますが、床土の上部には砂が入っています(7~9枚目)。
ベントグラスのように低く刈りこむ品種の場合は特に、平らでないと綺麗に仕上がりませんので、目砂を散布して均し、凹凸を無くしています。
そうして仕上がったのが、10枚目のペンクロスです。
刈り高は8~9ミリメートル程度でしょうか。ここ数日ずいぶん気温が下がりましたが、寒地型芝であるペンクロスにとっては、これからが生育適期。今後、より鮮やかな色合いを見せてくれることでしょう。
撮影日の黒磯地域気象観測所 (アメダス)データ
最高気温:22.0
最低気温:12.9
日降水量:1.5
日照時間:1.5
最大風速:4.7