今日はベントグラス(品種名:シャーク)の生産圃場を紹介します。撮影は昨日(9月26日)の午前11時頃です。
ここは、9月上旬から出荷を開始した、新しい畑です。今年の記録的な猛暑(観測史上最も暑い夏だったそうです)の影響で、8月中旬からベントグラスの問い合わせが激増し、この畑のシャークも、瞬く間に予約で埋まってしまいました。
今年は、生産圃場のある那須塩原も、寒地型芝にとって非常に厳しい気象条件となりました。高温少雨で生育が例年より劣る状況ではありましたが、商品として販売できる品質にまで持っていくことが出来ました。ただ、やはり生育不良や痛みがゼロという訳にはいかず、そういった部分は出荷しないよう、避けて切り出しています。
1枚目から3枚目が、シャークの畑を各方向から撮影した写真です。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
この生産圃場は畑が1面のみで、道路に面した以外の3方は林で囲まれている、というロケーションにあるのですが、車で走っていると急に開けて芝生が現れるので、始めてここを通る人はびっくりすること請け合いです。ひとつ残念なのは、この畑が地元の人しか通らないような所にあることですね。
4、5枚目は、シャークの切断面です。
落ちている葉がまだ緑なので、切り出しを行ってからさほど時間が経っていないようです。6、7枚目のアップでの写真も含め、ベントグラスならではの、きめ細かな葉が密になって緑なす様は、やはり他とは代えがたい美しさがあるように思います。
8枚目からは、圃場に訪れた秋の様子です。
赤くなったトンボ(8枚目)、はぜつつある栗のイガ(9枚目)、晩秋の風情すら感じる熟した柿の実(10枚目)と、圃場周辺は、つい先日まで猛暑に喘いでいたとは思えないような、慌ただしい季節の移ろいを見せています。