芝生で使う謎の器具を紹介します――2021年06月03日のインスタグラム投稿

2021年11月30日火曜日

ノシバ ベントグラス 寒地型芝 作業機械 西洋芝 暖地型芝 日本芝 本社社屋周辺

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さて、この器具は何でしょうか? とクエスチョンマークを付けてみましたが、英語で商品名が書かれていましたね。イラストで使い方まで説明されています。

(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)

もうお分かりかと思いますが、この器具は「プリズムゲージ」といって、芝の高さや葉先などを確認するための道具です。主に刈り込み後に使用して、高さは合っているか、バラツキはないか、きれいに刈れているか、などをチェックします。

使い方は簡単で、2枚目の写真にあるように、芝の上に置いて上からプリズムを覗くだけです。構造もいたってシンプルで、ステンレス製?のフレームの裏側に目盛りの付いたシールが貼ってあり、その前面にある芝と目盛りの像をプリズム(直角プリズム?)を通して直角に曲げ、真上から覗けるようにしてあるだけです。ただ、プリズムを通すことで像の左右が反転するので、目盛りの文字や数字もそれに合わせて左右逆に印刷されています(3枚目)。



4枚目は当社のグリーンに置いてみた場合の見え方です。芝の高さをきちんと測るには、プリズムゲージを芝に強く押しつけて、目の位置を読み取る目盛りの真上にもってこなければなりません。ですが、いくら強く押しつけたとしても芝の上に置く以上、本当の芝の高さとはなりません。ただ、芝刈機の設定した刈り高には近いはずで、よって、刈り込み後のチェックにどうですか?という製品のようです。


最後の5枚目はノシバの芝生に置いたときの見え方です。グリーンのベントグラスと違って刈り高が高いので、何となく正確に測定できているような気がしてしまうのですが、刈り高が高い芝生ですと今度はどこまで芝に押しつけるかが問題になってきます。グリーンの芝以上に芝の厚みと抵抗がありますので、芝を除けてフレームを押し込まないと5ミリ位は簡単に変わってしまいます。やはり、こちらの場合も正確な高さは求めにくいということで、非常に面白い器具ではあるのですが、使いこなしが難しい道具でもあります。

 


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