今日はベントグラス（品種名：DC-1）の様子を紹介します。撮影は11月29日の午前11時頃です。
生産圃場の管理事務所を訪れたところ、事務所の裏手に広がるDC-1の畑の一部に、保温シートが掛けられているのを見つけました（1～4枚目）。
（※画像はクリック / タップで拡大表示できます）
どうやら冬季中に出荷を予定しているエリアのようです。
生産圃場のある那須塩原市の気象条件では、寒地型の芝といえど寒さの底の時期になれば、やはり葉色が落ちてしまいます。それを防ぎ極力綺麗な状態で出荷するため、保温シートを掛けておくわけです。
次に訪れたのは、今年の10月18日に播種をしたDC-1の畑です。畑の南西から見える那須岳には、薄っすらと雲がかかっています（5枚目）。
これは雪雲のようですね、どうりで寒いはずです。間もなく冬本番となる中、DC-1は順調に生長しており、畑の7～8割を覆うほどとなりました（6～8枚目）。
とはいえ、現状はただ伸びているだけで、4枚目のようなきめ細かく均一性のあるゴルフ場グリーン向けベントグラスには程遠い状態です（9、10枚目）。
当社のサンド仕様ベントグラスのソッド（切り芝）は、播種をしてから仕上がるまで1年半ほどかかりますので、この畑からの出荷は2026年の春ごろからでしょうか。これから手塩にかけて育てていくこととなります。
それでは今週はこの辺で。
皆さま、どうぞ良い週末をお過ごしください。
撮影日の黒磯地域気象観測所 （アメダス）データ
最高気温：11.7
最低気温：-2.6
日降水量：0.0
日照時間：7.2
最大風速：7.3
