今日はケンタッキーブルーグラス(商品名:ビバターフ)の生産圃場を紹介します。この生産圃場には4面の畑があり、すべてビバターフを生産しています。撮影は11月14日の午前10時30分頃です。
今年の春に播種をしたビバターフの畑で出荷が始まりました。畑には、縦(南北)横(東西)に切り出し跡が残っていました(1、2枚目)。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
3~5枚目が切り出した切断面の写真ですが、周辺に散らばる葉がまだ新鮮なので、つい最近切ったようです。
切断面はいつも通り、上から葉の層、砂の層、土の層に分かれていますが、今回は葉の層に大きめな肥料の粒が見られます。一般的な暖地型の芝(ノシバやティフトンなど)であれば、この時期にはもう生長が止まるため、肥料を撒いてもさほど効果はありません。しかし、寒地型芝であるビバターフは、生産圃場周辺の11月の気象条件(月平均気温が平年値で8.5度)でも問題なく伸びるため、肥料を与えることで生長を促せます。また、今肥料を与えておくと冬場の品質維持も期待できます。
もちろん、直近に出荷の予定があるところに肥料の粒は無く(6枚目左側)、しっかり刈り込まれた綺麗な状態で切り出しを待っています(7~10枚目)。
ちなみに、畑に撒いてある肥料は、株式会社ピラミッドさんのエココンポストで、商品名は「還元くん」といいます。ずいぶん前からずっと使っていますので、納得のいく効果が出ているのでしょうね。