今日はベントグラス(品種名:DC-1)の生産圃場を紹介します。撮影は11月28日の午前9時頃です。この生産圃場には3面の畑があり、すべてベントグラスを生産しています。
朝の9時から、ゴルフ場のお客様向けにDC-1の切り出しがあり、それがこの畑の最後の出荷になると聞いて、すわ一大事とおっとり刀で駆け付けました。なんとか間に合い、まずはソッドハーベスターがDC-1を切っているところを撮影したのが1枚目です。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
手順はいつも通りで、ソッドハーベスターで切った芝を手作業で丸め、運搬用のパレットに積んでいくという流れです(2~4枚目)。数量が20平米ほどでしたので、作業はあっという間に終わってしまいました。
5枚目は、DC-1の切断面です。
いつも投稿している切断面はソッドの長辺側で、ソッドハーベスターの刃によってスッパリきれいに切られていますが、こちらは短辺側の今回切り出したところの終端部分です。ご覧の通り、ちぎれたようになっており、そのおかげか引っ張られた根がいくつか露出しています。ベントグラスの芝生は、このような細かい根がびっしりと生えていて、サラサラした砂をしっかり抱え込んでいます。
今回の切り出しで、この畑のDC-1は在庫がゼロとなりました。次の出荷はすぐ隣の畑からで、2024年秋からの予定です(6枚目)。
今は徐々に砂を入れてサンド仕様に仕上げていっています(7枚目)。
この畑のDC-1は、すでに予約受付が始まっているとのことです(宣伝)。
さらに次はというと、今年の秋に播種をした畑で、2025年春仕上がり予定となります(8枚目)。
発芽してからぐんぐん伸びて、遠目には芝生らしくなってきました。しかし近寄って見ると、まだまだ疎らです(9枚目)。
今日は早めの時間に来たので、幼苗には露がついていて、それが光の加減でカラフルに輝き、この時期あちこちで見かけるイルミネーションにも似た華やかさがありました。
この時期といえば、今年も戸田調整池にオオハクチョウが訪れました(10枚目)。
残念ながら遠くにおり、望遠レンズを持っていないため、小さくしか撮影できませんでした。しばらく逗留してくれるでしょうから、次の機会を狙います。