今日はベントグラスの生産圃場を紹介します。この生産圃場には6面の畑があり、すべてベントグラスを生産しています。撮影は11月21日の午前11時頃です。
ベントグラス962の畑から、男鹿山塊方面を撮影したのが1枚目です。
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ベントグラス962の畑から、男鹿山塊方面を撮影したのが1枚目です。ほぼ東の端からなので、この生産圃場全体が見渡せます。ところどころ白っぽく写っているのは砂で、来年の出荷に向けて撒き始めたようです。当社の場合、土に種を撒き、ある程度成長してから砂を入れて層を作っていく方法を取っています。
畑の脇には大きな砂の山があって(2枚目)、この先何回も目砂散布を行う予定であることが見て取れます。白く見える部分に近寄って見てみると、まだ砂が葉の上に残っていたりしますので、撒いてからさほど経っていないようです(3枚目)。
4枚目は、養生中のペンクロス黒土仕様の畑に佇む作業椅子です。
この椅子に座って移動しながら除草をするのですが、その際に使う道具が5枚目の鋸鎌です。
これで雑草のまわりを根ごと切り取ってしまいます(6枚目)。
7枚目は、今秋播種をしたベントグラスの畑です。
まだところどころ地面が見えるような疎らな状態です。今のところ特に刈り込んだりはしていないので、好き勝手に伸びています(8、9枚目)。
7枚目の奥には、「裏那須三山」と呼ばれる山々が雪で真っ白になっている様子が写っていますが、そんな時期でも緑を保ってすくすくと成長しているのは、さすが寒地型西洋芝といったところです。
ベントグラスといえば、ゴルフ場グリーンの短く刈り込まれた状態を思い浮かべますが、そのように管理をしなければ、他の芝と同じく、伸びたいように伸びていきます。今はやんちゃに育っているこの畑の芝も、1年半後には10枚目のような、まさにベントグリーンな芝生になっているはずです。