今日はベントグラス(品種名:DC-1)の生産圃場を紹介します。こちらは事務所のすぐ裏手にある圃場で、撮影は8月22日の午前10時30分頃です。生産圃場の管理事務所を訪れたところ、何やら倉庫の方から物音が聞こえてきました。覗いてみると、段ボール箱がずらりと並び、スタッフがシールを貼っています(1枚目)。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
聞けば、先ほど40平米分のDC-1を切り出し、箱詰めしてクール宅配便で九州まで送る準備をしているとのこと。そういうことなら、これは切りたての新鮮な切断面が見られるチャンスなのでは……と、さっそく畑に向かいました。
2枚目が畑の全景を、3枚目から5枚目がDC-1を切り出した切断面を撮影した写真です。
現在、芝の刈り高は7.5mmと、少し長めです。おそらく暑さ対策でしょう。芝の根元にはサッチ層が少しあり、さらに下には10mmほどの床砂の部分があります。芝が立っていたり寝ていたりするので均一ではないですが、切断面の高さ(=切り芝の厚さ)は20mm前後でしょうか。5枚目の写真が分かりやすいですね。
また、この畑では、液肥と薬剤の散布作業も行っていました(6、7枚目)。
良く見ると、芝の面には一定間隔ごとに筋が入っています(8枚目)。
これは、「筋線(すじせん)」と当社内で呼んでいるもので、ソッド(切り芝)の長辺の長さである170cmごとに入れた切れ込みです。現在、ある程度予約が入っており、また、この時期は暑さで痛んだ部分の補修用として、急ぎのご注文をいただくことがありますので、あらかじめ入れておくことで、切り出しの際に手際よく作業をすることができます。
9枚目と10枚目は、この圃場の北側に生えている柿の木の実です。