今日はベントグラスの生産圃場を紹介します。撮影は2月21日の午前11時頃です。この生産圃場には6面の畑があり、すべてベントグラスを生産しています。
昨日2/20は、最高気温が5度前後まで上がり、一面真っ白となっていた生産圃場では雪解けが進みました。今日訪れてみると、芝や保温シートの上に積もっていた雪は、ほぼ無くなっていました。
1~4枚目は、ペンクロス黒土仕様の様子です。
保温シートを少しめくってみると、緑の芝が現れます。今年の2月は強い寒波の影響で寒い日が続き、寒地型の芝たちも変色や色落ちが進みましたが、ここのペンクロスはシートを掛けてあったので、無事乗り越えることが出来ています。
ゴルフ場グリーンの標準品種とも呼ばれるペンクロスですが、種子の入手が困難となったことから、当社では生産終了となります。畑のペンクロスは残りわずかで、それもすべて売約済みとなっているため、シートを掛けて保護しています(5枚目)。
後継品種として当社で生産を始めたのは、PC2.0(ピーシーニーテンゼロ)という品種です(6、7枚目)。
アメリカのtee-2-green社が自信をもって発売したベントグラスで、ペンクロスに慣れ親しんだ管理者の方にも違和感のない、扱いやすい品種だと思います。シートを掛けていない部分も青く見えますが、こちらは薬剤散布の際に使用した着色剤によるものです。アップで撮影した8枚目を見ると、その跡が点々と残っています。
9、10枚目は、昨年10/18に播種をしたDC-1の様子です。
こちらは芽が出て4か月程度の若さですので、芝もまだムラがある感じです。このDC-1という品種、初期生育が旺盛な印象がありますので、今年の早春~初夏の間にどれだけ充実するか、今から楽しみにしています。
それでは今週はこの辺で。
皆さま、どうぞ良い週末をお過ごしください。