今日は、トールフェスクとケンタッキーブルーグラスの2種混合芝(商品名:ジョイターフ)の生産圃場を紹介します。撮影は9月18日の午前11時頃です。この生産圃場には3面の畑があり、すべてジョイターフを生産しています。
今年の秋(10月下旬~11月上旬ごろ)に出荷開始予定のジョイターフの様子を見に来てみると、畑には南北方向に何かの跡がついていました。刈り込みの跡かと思ったのですが、近づいて良く見てみると、目砂を散布した跡でした(1~3枚目)。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
撒いたのは最近のようで、砂粒がまだ芝の上に残っています(4、5枚目)。
黒土仕様のジョイターフに何故砂を撒くのかというと、ひとつには表面の凹凸をなくすため、という理由が挙げられます。6、7枚目は現在出荷中のジョイターフの切り出し跡ですが、上から芝の部分、砂を含んだ根元部分、真っ黒な黒土部分に分かれています。
この黒土部分を平らに均して種を撒き育てていくのですが、屋外の畑ゆえ風雨に晒され表面の高さに差が出てきます。そこで、目砂を散布して擦り込み均すことで、平らにするわけです。
8~10枚目は、この生産圃場の隣にあるソバ畑の様子です。毎年この時期になると、可憐な白い花を咲かせています。手前には濃緑のジョイターフ、奥には黄金色の稲穂輝く水田、と、なかなか贅沢な眺めです。
ソバ畑にはさまざまな虫たちが訪れ、あいだを飛び回っていました(9枚目)。
花に寄って見てみると、小さな桃色の雄しべがあります。白い花弁との取り合わせが可愛らしいですね(10枚目)。