今日は今秋に播種をしたケンタッキーブルーグラスの畑です。こちらは9月28日投稿でご紹介した畑ですが、9月25日に播いた種子が無事に出芽をしてくれました。
1枚目の手前と奥で出芽状況が全く違いますが、実は手前の緑のエリアにはケンタッキーブルーグラスに加えてトールフェスクの新品種をテスト的に播いてあります。よって、このエリアはトールフェスクとケンタッキーブルーグラスの2種混合、当社で言うところのジョイターフということになります。
一般にトールフェスクの方がケンタッキーブルーグラスよりも発芽や初期成長が早いとされていますが、これほど違うものなのですね。
(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)
2枚目はそのジョイターフエリアのアップですが、よく見ると長く伸びたトールフェスクの幼苗のほかに、わずかに頭を出したケンタッキーブルーグラスの幼苗も確認できます。
トールフェスクの発芽はほぼ一斉だったようで、どれもが似たような伸び具合です。高さがきれいに揃っていたので、ローアングルで撮影してみたのが3枚目です。前後のボケ具合といい、なかなか良い雰囲気の写真になった気がします。
実は、この畑でお試し的に播種したのはトールフェスクの新品種だけではありません。テキサスブルーグラスとケンタッキーブルーグラスの交雑種であるハイブリッド・ブルーグラスという芝もこの一角に播種されていました。従来のケンタッキーブルーグラスよりも耐暑性や耐旱性に優れるとされる新しい寒地型の芝ですが、そちらも出芽は順調のようです(4枚目)。
果たして、当社圃場の気象や管理条件においてその優位性が確認できるかどうかは分かりませんが、今後の経過を注意深く観察してみたいと思います。