台風の影響で水溜りができたベントグラス(品種名:シャーク)の畑――2021年10月01日のインスタグラム投稿

2021年12月20日月曜日

シャーク ベントグラス 寒地型芝 芝生生産圃場 秋の植物(9~11月) 西洋芝 那須の気象 那須の植物 那須の生き物

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台風16号の影響により今日は荒れた天気となりました。ぎりぎりまで様子見をしていたのですが、一向に雨が弱まる気配がありません。仕方が無いので、万全の雨対策をして生産圃場へと向かいました。

行き先は現在、出荷中のクリーピングベントグラス(品種名:シャーク)の畑です。
黒土の畑ですとぬかるんで大変ですし、芝生に足を踏み入れると黒土で大切な商品を汚してしまいます。まぁ、この天気なら芝に付いた土も雨で洗い流されたでしょうが、念のためサンド仕様の畑を選びました。砂ならば靴が汚れても簡単に落ちますし、芝生内に砂が入ってもただの薄目砂みたいなものです。また、刈り高の低い芝生の方が芝生に雨水が溜まった様子を撮影できるだろうという期待もありました。
しかしながら、実際に行ってみると、そこには当方の予想を遙かに上回る光景が・・・。

1枚目はベントグラスの圃場を流れる雨水です。まさか、これほどとは・・・。
この畑では左奥が一番低いようで、そちらに向けて大きな水みちができていました。

(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)

2枚目は芝生にできた水溜まりです。
雨の波紋から今日の雨の強さがお分かりいただけるかと。

3枚目と4枚目はうまく雨水がはけてくれているエリアのベントグラスです。
濡れると枯れた下葉が目立ちやすい気がするのですが、いかがでしょう。



5枚目は切断面ですが、濡れそぼつ芝の儚げな風情と水溜まりに映った芝の影が印象的でした。

そして、6枚目は畑の隅で刈り込まれずに育つベントグラスです。
短く刈り込まれたベントグラスとはまた違った美しさがあるように思いました。


以上がベントグラスの畑の写真になります。
7枚目からは、雨の日つながりということで、ひと月ほど前に撮影したワレモコウ(吾亦紅)の写真をご紹介します。

ワレモコウはだいたい夏の終わりから秋の初めに日当たりの良い野原などに咲くバラ科の植物ですが、ひょろひょろと細長く伸びた茎の先端に暗紅色ともいわれる独特の色をした花穂をつけ、初秋の風にゆらゆらと揺れるその姿がとても印象的な野草です。
撮影時にはちょうどトンボが飛んできていたので、それらとの共演を2枚、最後にワレモコウの花の写真を1枚ほどアップします。

7枚目はそのワレモコウに止まるノシメトンボです。
よく見ると、雨に打たれたノシメトンボの体や翅には雨の小さな水滴がいくつも残っています。


8枚目はワレモコウに止まるアキアカネですが、近づいてきた別の個体を追い払うシーンをたまたま撮影することができました。
まるでしっぽのように腹部を勢いよく振り上げて相手を追い払ったのですが、その際に飛び散った水滴も写真に写っています。ご確認ください。


最後の9枚目はワレモコウの開花の様子です。
垂れた花穂を撮ったので横向きに写っていますが、花穂の上から順に開花が進んでいる様子がお分かりになるかと思います。
雄しべが出ているのが開花したばかりの新しい花で、それよりも上(写真だと右側)はすでに開花済みの花、下(左側)はまだ蕾の状態です。
雄しべの周りにある白い膜状のものは花弁(花びら)ではなく、萼片だそうです。特段、美しいという訳ではないですが、なぜか当方はこの花に惹かれてしまいます。

それでは、今週はこの辺で。皆さま、どうぞ良い週末をお過ごしください。

 


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