ケンタッキーブルーグラスの病害と尿害――2021年07月07日のインスタグラム投稿

2021年12月3日金曜日

ケンタッキーブルーグラス ビバターフ 寒地型芝 芝生の病気 芝生生産圃場 西洋芝

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久しぶりに陽が射したので、ケンタッキーブルーグラスの畑に向かいました。ここしばらく太陽に照らされた畑を見ていなかったので、なにやら新鮮な気持ちになってきます。
せっかく覗いた青空なので、いつもより少し空を多めに入れて撮影しました(1枚目)。

(※画像はクリック / タップで拡大表示できます)


足元のケンタッキーブルーグラスを見ると、ところどころに太陽の光を反射している葉がありました。やはり、少しでも葉に光沢があると、芝生の美しさが倍増するように思います(2枚目)。


3枚目は、動物(犬?)のオシッコにより枯れた箇所です。
6月18日にご紹介したのとは別の箇所ですが、いまだ芝の再生は見られません。周囲の元気な芝が葉を広げ、少し隠してはくれていますが、枯れた箇所からの萌芽は全くありません。やはり早期の回復は期待できそうにないですね。出荷を控える畑なので、残念ながらこの部分は廃棄することになりそうです。


4枚目は、梅雨の時期にしばしば発生する病害、「ほこりかび病」の写真です。同じケンタッキーブルーグラスの畑で見つけました。
一応、病害とはなっていますが、発生箇所がすこし黒ずみ、芝生の美観を損なうだけで、芝が枯れるような深刻なものではありません。原因となるのは粘菌(変形菌)という生物で、おそらく写真のものはハイイロホコリカビ(ハイイロフクロホコリとも)かと思います。ちょうど今、子実体を形成しているところなので5枚目の写真のように目立つのですが、いずれは消えてしまうのでこの程度なら様子見で十分です。梅雨や秋雨の時期に多いのですが、ある日突然に現れる(気づく)ので、初めての方はきっと驚かれることでしょう。芝の種類を選ばないので、皆さんの芝生でも見つかるかも知れませんね。


 


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